外国人の増加と防災啓発
日本に住む外国人、特に若者が急増している印象があるが、防災関係者と外国人の接点が少なく、近くにいてもとても遠い存在だ。
県職員在職中に外国人を対象とした防災啓発を試みたが、外国人の皆さんは漏れなく忙しいので、防災講座を企画して集まってもらうことは、夜でも休日でも基本的に難しい。
それで行きついた先は、国際交流協会の日本語講座やイベント的なものだ。集めるのが難しければ、集まっているところに行こうというわけだ。
日本語講座の参加者には、日本に来たばかりの人もいれば、日本に住んで何十年という人もいる。日本に来たばかりの人でも思っている以上に日本語が通じる印象だ。そしてカリキュラムのどこかに防災に関することを盛り込むことが多いようだが、国際交流協会の職員は防災に詳しくないので、何か良いものがないか探している。
防災関係者と国際交流協会は遠い関係ではあるけれど、防災関係者の皆さんは防災のノウハウをたくさんお持ちだと思うので、少し敷居が高いかもしれないが、ぜひ一度国際交流協会をのぞいてみてほしい。