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2019年7月 6日 (土)

避難勧告の出し方

県職員の現職だった8~9年前は、市町村が避難勧告、避難指示なとを出し慣れていなかったので、会議を開催したり合同訓練をするなどして、避難勧告かスムーズに出されるように腐心していた。その後しだいに出されるようになり、最近ではどの市町村でも避難勧告を出すようになった。
 しかし、今度は全市民避難などよくわからない出し方も見受けられるようになった。
 避難勧告はエリアの決め方が難しくて、本当に危険なところだけピンポイントでは出せないので、地図で同じ色で塗られている○○町など、ひとまとまりの行政区画単位で出されることが多い。だから、どうしても実際の避難者数を避難勧告対象者数で割るととても低い避難率になってしまう。
 全市民避難とか、何十万人に避難勧告というようになってくると、受けとる方もそんなに多くの人にどこに避難しろというんだという疑問も生まれてくる。
 今まではとにかく避難勧告を出そうということでやって来たかも知れないが、そろそろ避難勧告の発表の仕方を考える時期なのかもしれない。

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