洪水ハザードマップの色使い
色には、基本的な性質がある。信号機の色と同じで、赤は危険、黄色は注意、青や緑は安全。
信号機の色がそうだからではなく、たとえば赤は血の色でままさしく危険、毒も持つ生物は蜂は黄色と黒の縞模様、毒々しい赤色のカエルとかもいて、元々赤とか黄色は危険を表す色だ。
洪水ハザードマップの凡例を少しだけ集めてみたが、昔はほどんどがAのパターンだった。水深が深ければ濃い青というのは気持ちとしてはわかるが、基本的に青色を見た人は危険を感じない。以前からそのことがずっと気になっていたが、色使いの改善が進んでいるようで、CやDのパターンもある。
Aは、上に行くほど浅くなるというのもわかりにくい。
B、Cは、中間に青色があってわかりにくい。
個人的には、Dの黄色で始まり深く危険なるほど赤く、上に行くほど深いのが人の感覚に合致するという点で一番良いと思う。
確か、アメリカの台風予想図は中心に行くほど赤が濃くなっていたような気がする。
土木や気象系、コンサルの技術者の皆さんに、もう少し色から感じる人の感覚を重視してほしいと思う。