負傷者カード、妊産婦カードを組み込んで使う
HUG(地震バージョン)に組み込んで使うカードについては、オプションカードとして、ご遺体、役割分担、男女共同参画、車中泊などのカードを用意していますが、姉妹ゲームを貸し出している中で、要配慮者バージョンで設定してある多数の妊産婦や乳幼児カード、負傷者バージョンのカードを地震バージョンに組み込んで使うというやり方が割りとあることがわかってきました。
HUGでは、 多数の負傷者が避難所に運び込まれる 設定にはしていませんが、 道路の 損壊などの状況によ
っては、 負傷者が 多数運び込まれることも ありえない話ではありません。実は、発災直後の負傷者への対応はあまり進んでいない分野なので、ある意味盲点になっているようなところもあります。
ちなみに、負傷者が必要とする面積は、ベッドの広さ+通路・付き添いの人の面積で、1.5m×2.0mくらいになるので、負傷者カードと避難者カードのサイズは同じにしてあります。
負傷者カードには、けがの状況や歩行の可否、心拍数や呼吸数など、スタート式トリアージで使われるデータを記載してあるので、トリアージの勉強にもなります。
まずは、負傷者バージョンのカードを地震バージョンに組み込んで、負傷者について考えるきっかけにしていただければと思います。
