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2017年4月17日 (月)

HUG体験会の準備<女性の参加>

Photo_3 HUG体験会を実施する場合、女性に参加して頂くことが非常に重要です。

 避難所は、そこで新たな生活を始めるところですから、「避難所運営」はどうしても生活関連のことが多くなります。具体的には、炊き出し、掃除、洗濯、ゴミ出し、衛生管理、介護、子育て・・・などですが、男性と女性のどちらがこれらのことに詳しく、また上手にやることができるかというと、もちろん女性ということになります。子供や老人など、「人」への対応も女性の方が得意です。

 男性は、 組織運営や「物」についてのことは得意かもしれませんが、生活関連や人のことについては、残念ながらとても女性には及ばないし、増してやご近所のおじいちゃん、おばあちゃんのこと、子供の友達のことなどさっぱりという方も多いのではないでしょうか。また、性別の関係で、妊娠や生理のことなど、どうしても男性にはわからないこともあります。

 たとえば、HUGのカードで妊産婦や乳児、高齢者が避難してきた場合、女性は「あら~、可哀そう」とか、「これは大変そうね~」などど、かなりの確率で感情移入します。それは、子育てや介護の経験などから、きっと頭の中に夜中に泣き止まない赤ちゃんの声や、妊娠中の大変だったこと、お年寄りの世話をしたときの光景が次から次へと浮かぶのだと思います。ですので、これらの避難者の配置をするときも、男性には思い浮かばないような多くのことを考慮しながら配置することができるのではないかと思います。

 したがって、男性ばかりでやるよりは、女性が入った方が多くのことに配慮した避難所運営のシミュレーションができるというわけです。


 女性の参加が重要であるというもうひとつの理由は、楽しさの面からです。

 たとえば、紺や灰色の背広や作業服を着た男ばかりのグループが低い声でぼそぼそやってるグループと、赤や黄色、緑やピンクの服を着てソプラノの声の女性が入ったグループがあったとします。どちらが楽しそうかというと、後者つまり女性がいるグループではないでしょうか。単色とカラフルのどちらが華やかかといえばカラフル、男性合唱と混成合唱のどちらが豊な表現ができるかというと混成合唱だと思います。HUGを実施する場合も、グループの中に男性と女性が揃っていた方が断然楽しくなります。


 東日本大震災後に、改めて女性の避難所運営への参加の重要性が叫ばれています。これを受けて会議や協議会を開催して避難所運営への女性の参加について協議するのも良いと思いますが、まずは各グループに1人以上女性に入っていただいてHUG体験会を実施してみれば、女性の参加の重要性を身をもって体感できると思います。




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