HUG体験会の会場
HUG体験会を実施するときの会場はどんなところが良いのでしょうか。
基本的には、普通のあまり豪華でない会議室が最適です。
なぜあまり豪華でない方が良いかというと、HUGでは避難所の臨場感を出すために、各グループで読み上げをして会場が騒がしくなるようにしていますが、豪華な会場の共通点としては、天井が高いとか、静粛性があるとか、とても広いなどの特徴があります。
会場を騒がしくするためには声が壁や天井に反射することが重要になってきます。
天井が高いとその分だけ空間が広くなり音の反射が弱くなります。また、天井に取り付けられた照明から机の高さまでの距離も遠くなるため、手元が少し暗くなりカードが読みにくくなる場合があります。豪華な部屋の天井の照明は、一般的にやや控えめな場合が多いように感じます。
次に壁ですが、豪華な会場の場合、静粛性が重要になるため布のような音を吸収する素材が多く使われていますが、その分だけ音の反響が弱くなります。また、布張りの壁はほとんどの場合壁にセロハンテープを貼り付けることは禁止されていますので、壁を掲示板代わりに使うこともできません。また、ドアや窓なども高級品が多いため壁と同様にセロハンテープは禁止のことが多くなります。
さらに、床についても豪華な部屋の場合は、絨毯風のものが多くなり音が吸収されてしまいます。
これに対して、普通の会議室の天井は高くなく、照明も机の上の資料の文字が十分読める明るさの場合が多いようです。
また、壁はコンクリートや石膏ボード、金属性などの場合が多く音がよく跳ね返ってきます。ホワイトボードの数が揃わない時に、窓にセロハンテープで掲示物を貼り付けることを許可していただける場合もあります。床も音を反射しやすい素材であることが多いように思います。
窓は豪華な部屋も一般的な会議室の場合もガラスですが、豪華な部屋の場合は、ほとんどの場合ガラス面へのセロハンテープは禁止です。これに対して、会議室の場合は、セロハンテープで掲示物の貼り付けを許可していただける場合もあります。窓に掲示物を張り出すとかなり臨場感がでます。
広さについては、豪華な会場は当然のこととしてかなりの広さが確保されていますが、数グループで実施する場合など、壁との距離が遠くなってしまい反響も悪いし、賑わい感も出すことができません。
普通の会議室の場合は、サイズもいろいろあるので、グループ数に見合った会議室で実施することになりますので、室内を騒がしくすることができ、賑わい感も出るし、熱気ムンムンになる場合も多く、臨場感を出すのに最適です。
HUG体験会は、豪華な会場で実施する必要はありません。普通の会議室で実施してください。